その歴史は約60年。天然有機物を熟成発酵させることで
健康食品、農業、畜産、水産などあらゆる生命の営みに活用される商品を生み出す、
磨き抜かれた独自のテクノロジーがありました。
1軒の農場さまからの相談がきっかけで、
その技術を活用しプロイラー生産に特化させた商品開発に着手します。
実際に農場での実証実験を繰り返し、最適な活用方法を確立して、
2024年に発売したのが「まるわ酵素」です。
ストーリー
メカニズム

まるわ酵素を混和した敷材に鶏の糞尿が加わることで、有用微生物の好気発酵が促され増殖し、糞尿を分解するとともに発酵熱を発します。
- ⭕️ 悪臭(アンモニア)の発生を抑制
- ⭕️ 発酵熱で水分が飛び適度にサラサラ床に
- ⭕️ 病原菌の増えづらい環境に
?なぜ効くの?
まるわ酵素は好気性微生物叢によって生み出された各種酵素、ミネラルなどが豊富に含まれた好気性微生物の発酵促進材です。これに鶏の糞尿という有機物が加わることで資材中の菌が爆発的に増殖、その後元々鶏舎にいた土着菌も同時に活性化することで、様々な微生物が暮らす叢が構築されます。この微生物叢が鶏の排泄物を次々と分解無毒化し、発酵熱により水分を適度な状態にキープし続けます。一過性の消毒剤や消臭剤と異なり、歴史ある酒蔵のように鶏舎そのものに有用微生物を定着させることで使用を重ねるごとに効果の高まる資材です。

効果の秘密3つのポイント
強力な発酵力で
悪臭を分解
臭いの発生原因である嫌気性発酵を抑制し、臭いの出ない好気性発酵環境を作り出します。
- 悪臭物質(アンモニア)の発生を抑制
- 呼吸器系の疾病を軽減
- 臭いの無い鶏舎環境の実現
発酵熱による水分調整機能で
病原菌を抑制
好気性微生物叢が鶏糞尿をエサに猛烈に増殖。好気発酵による発酵熱でグジュグジュに湿った床が適度な乾燥床に。床に好気性微生物叢が形成され病原菌が繁殖しにくい環境をつくりだします。
- 攪拌頻度の減少、環境改善で
鶏のストレス軽減 - 病原菌・大腸菌の増殖を抑制
斃死の減少で
生産性UP
発酵床による給温効果で、冬場でも快適な床面温度を維持。鶏のお腹も冷えることなく健康状態が良くなり餌食いが良くなります。斃死の減少と合わせて生産性の向上が見込めます。
- 鶏の健康状態の向上
- 成績向上による生産性UP

飼育中の床中の温度
32.3℃
20週齢からの成鶏農場
10週間経過後の床(O種鶏場様)
微生物発酵と化学反応の
Wのチカラ
微生物発酵のチカラ
臭いの原因物質、アンモニア・硫化水素・アミン類・インドール・低級脂肪酸などの
悪臭原因物質を分解し無臭化します。発酵が続く限り分解は永続的に続く特性があります。
微生物叢は好気性微生物と酵母を主体に組成。鶏の排泄物(糞尿)をエサ・水分源にして、好気性微生物がモウレツに増殖します。
好気性微生物のエサ(糞尿)の分解・増殖過程の発酵熱により床の水分が蒸発し、床湿りない快適な床環境ができあがります。また、微生物の生成し各種酵素、ミネラルなどを目当てに土着菌が集まり、排泄物を次々と分解する微生物叢が形成され良い循環が確立します。
床湿りがないことで鶏のストレスが軽減し、斃死の減少、体重の増加など成績向上が見込めます。
また、床の攪拌回数を減らし作業負担の軽減にも繋がります。
乾燥した床は大腸菌・ハエ等の発生も抑えます。結果、大腸菌由来の病気、伝染性の予防にも寄与します。
化学反応のチカラ
原料に含まれる硫酸鉄(食品添加物)が鶏の排泄物のアンモニアと即時反応し、
硫酸アンモニウムや水酸化鉄に変性します。この反応は即効性が高い特性があります。
【アンモニアの発生抑制の
分析試験】
試験内容:飼育中の鶏舎より床(敷材)を採取し、アンモニア濃度を比較する。
試験方法:採取した床を袋に入れ密封し、3時間後のアンモニア濃度を比較。
試験区:採取した床に対し重量比0.5%のまるわ酵素を混和
対照区:未処理
試験結果:
試験区のアンモニア濃度が
0ppmであった。

対象区(通常床)
30ppm以上
※試薬の検知上限を超える
ほどの高濃度のため計測不能

試験区(まるわ酵素混和)
0ppm
商品概要
プロイラー特化型発酵資材

内容量
20kg
原材料
発酵米糠、発酵麦糠、炭酸カルシウム、硫酸鉄*
*食品添加物グレード
使用上の注意
- 高温、高湿を避け、冷暗所に保管してください。
- 開封後はなるべく早く使用してください。
- 商品は微粉末で飛散しやすいため、散布時はマスク・防塵マスク・ゴーグル・カッパ等の着用をおすすめします。
- 皮膚の弱い方は手荒れを起こす場合があるためゴム手袋の着用をおすすめします。
鶏舎や敷材など現状のヒアリングを行った後、事前試験の実施後の導入をお勧めします。
導入のご相談についてはお気軽にお問い合わせください。
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